防塵/防滴&フルセグ対応でキッズモードも備えたNEC製10型Androidタブレット「TE710/KAW」 – PC Watch

TE710/KAW

 NECパーソナルコンピュータが1月下旬に発売した「TE710/KAW」は、同社のAndroid搭載タブレット「LAVIE Tab Eシリーズ」4製品のうち、“ハイスペック大画面モデル”に位置づけられるAndroidタブレット。オープンプライスで、店頭予想価格は税別39,800円前後となっている。

 LAVIE Tab Eシリーズの最新モデルは4機種が同時に発表されており、それぞれ仕様が細かく異なる。細かなスペックは以前の記事(NEC PC、税別19,800円のAndroidタブレットなど7型~10.1型を4機種)を参照してほしいが、TE710/KAWは10.1型のディスプレイを搭載した大型モデルで、フルセグや防塵・防滴を備えた点が特徴だ。

スペックは必要十分。無線LANも5GHz帯をサポート

 SoCはSnapdragon 450(8コア、1.8GHz)、メモリは4GB、ストレージは64GBで、SoCはさほどハイスペックではないもののメモリとストレージは十分。外部ストレージとして最大256GBのmicroSDXCカードにも対応する。Androidのバージョンは9.0。

 本体サイズは242.1×167×8.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約520gで、ディスプレイは10点タッチ対応、解像度が1,920×1,200ドットのIPS液晶を搭載。10型クラスのAndroidとしては標準的なサイズ感で、際だった特徴はないものの十分なスペックだ。

 通信機能はIEEE 802.11acに準拠し、5GHz帯の無線LANもサポート。Bluetoothは4.2で、最新の5.0には対応しない。そのほかセンサー面ではGPS、加速度センサーに加えて照度センサーも搭載。SIMおよび電子コンパスには非対応となる。

 カメラは本体前面と背面それぞれに800万画素のカメラを搭載。本体左側面は音量ボタンと電源ボタン、右側面はイヤフォンジャックと充電・データ通信用のMicro USBポートを搭載。Micro USBポートはOTGに対応する。

ベンチマーク結果はひかえめながらも実用には十分のスペック

 ベンチマークテストはAnTuTuベンチマークの結果に加えて、先に掲載された下位モデル「TE507/KAS」のレビューと比較するため、軽量版のAntutu Goでも測定した。

 AnTuTuベンチマークのスコアは93247で、AnTuTuによれば「ユーザーの3%を上回る」程度のスペックだ。参考までにPixel 3でも測定してみたが、Pixel 3のスコア293066の3/1程度のスコアとなった。CPUは善戦しているものの、GPUのスペックが低く、ベンチマーク時のCG再生も激しいコマ落ちが発生していた。

TE710/KAWのAnTutuベンチマーク結果

Pixel 3のAnTuTuベンチマーク結果

 一方、先に掲載された下位モデルの「TE507/KAS」と同じAnTuTu GOでの測定結果は倍以上の性能を記録している。

AnTuTu GOでのTE710/KAWベンチマーク結果

 スコアこそ低いものの、実利用についてはメモリ容量が大きいこともあって操作にさほど不満はない。複数のアプリを平行して使うスマートフォンに比べて、動画鑑賞や読書など特定用途で利用するのであれば十分なスペックだ。普段利用しているアプリをひととおりインストールした上で、動画配信サービスや電子書籍などを使ってみたが、操作でもたつくなどの不快感はなかった。

 ゲームについても「マリオカート ツアー」、「ドラゴンクエストウォーク」などをインストールしてプレイしてみたが、読み込み時などに待たされる時間はあるものの、ゲーム自体は問題なくプレイできた。高いグラフィック能力が要求されるゲームでなければ十分に遊べるだろう。

マリオカート ツアーをプレイ

 バッテリの駆動時間はWeb閲覧時で約13時間を公称。輝度最低にしてBluetoothオフ、無線LANオンの状態で振るHDの動画を再生したところ、公称値を大幅に超えて24時間近く連続再生できた。あまりに長いため今度は輝度を室内でも十分認識できる30%程度とし、動画配信サービスのストリーミング再生を連続したところ、公称値にほぼ近い約12時間でバッテリが空になった。バッテリ持ちについては優秀と言えるだろう。

基本機能を備えたカメラ。フルセグは電波感度次第

 カメラは静止画と動画のみのシンプルな機能ながら、オートフォーカスに対応し、ホワイトバランスや撮影モードの切り替え、フィルタ機能などひととおりの機能はそろっている。静止画と動画はそれぞれ撮影ボタンが表示されているため、撮影時に切り替える手間が省けるのもうれしい。

カメラの操作画面

フィルタ機能

カメラ設定

 画質はタブレットとしては十分だが、白が若干青みがかること、晴れた屋外で撮影すると逆行で空が白飛びしやすい。SIM非搭載モデルということもあり基本的には屋内など決まった場所で使う端末ということを考えれば十分だろう。

 TE710/KAWの特徴であるフルセグは、電波感度を向上させるために付属のTVアンテナケーブルが必要。TVアンテナケーブルはイヤフォンジャックに装着する形状で、反対側にイヤフォンジャックに装着することでアンテナとイヤフォンを併用できる。

フルセグ視聴時は付属のTVアンテナケーブルを装着

 電波感度は場所次第ではあるが、筆者宅内では窓際でもフルセグでは視聴できず自動でワンセグ表示されるものの、屋外であれば快適に視聴できた。筆者宅は元々TVの電波が弱めではあるので、場所によっては十分快適に視聴できるだろう。また、外出先などで暇つぶしや最新情報を入手したいというときにもうれしい。

 スピーカーはステレオで本体上部の左右に搭載。音質は高いというほどではないが音量は十分で、タブレット単体での動画鑑賞にも十分。Bluetoothやイヤフォンジャックも搭載しているので、音質を高めたい場合はイヤフォンやスピーカーなどを別途使うといいだろう。

子供の利用を制限できるキッズモード

 子供の利用を想定したキッズモードも搭載。設定の「アカウント」から制限つきプロファイルのユーザーを追加できる。

 キッズモードで作成したユーザーは、「カメラ」、「セーフブラウザ」、「フォト」、「設定」、「Dolby Audio」が初期状態で利用可能。そのほかのアプリは任意で追加できるほか、利用時間や時間内での休憩時間も設定できる。また、画面が黄色がかった色になるアイプロテクションも自動でオンになる。

 セーフブラウザは標準ではどのサイトも閲覧することができず、設定画面で許可したURLのみを表示できるホワイトリスト方式だ。また、セーフブラウザでどのサイトを閲覧したか、どのアプリを使用したかは設定画面から確認できる。

セーフブラウザに「impress.co.jp」を設定

 作成したキッズモードへの切り替えは設定または本体ロック画面から選択が可能。キッズモードで複数アカウントを作成することも可能で、それぞれパスワードも設定できるので、複数の子供でそれぞれ別のアカウントを利用することも可能だ。アカウントはそれぞれデータが別のため、ゲームデータやアプリのログイン情報なども個別に管理される。

本体ロック画面でユーザーを切り替える

実用性は十分。防塵・防滴やフルセグ、キッズモードが選択の鍵

 Androidタブレットとして独自の機能はないものの、無線LANは5GHzをサポートし、メモリも4GB、外部ストレージ対応と充実。SoCもローエンド向けのSnapdragon 450ではあるもののサブ端末として使うには十分。無個性ながらも利便性の高い優等生といった印象のタブレットだ。

 4万円前後という価格はWi-FiモデルのAndroidタブレットとしてはやや高額ではあるものの、防塵・防滴やフルセグといった特徴に加えてキッズモードに魅力を感じるかどうかが本機を選ぶポイントだろう。

 キッズモードについては機能そのものは十分だが、説明文がややわかりにくく、機能としてどこからアクセスしていいかも明示されていない点が惜しい。LAVIEアシストなどのサポートアプリでキッズモードの説明も追加されるとより使いやすくなるのではないかと感じた。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Copyright Zitub.com 2020